「仕事を辞めます」と上司に辞表を提出してから3か月。6月30日、退職の日がやってきました。
今日はその日のことをちょっと書きます。
退職日の習わし
うちの課はお世話になった課内の人に退職や異動の時にはお礼の品(主にはお菓子)を一人ひとりに配って回るのが習わしです。今までの職場なら、湯茶室などにお礼のメッセージを添えて、お菓子を置いておけば、あとはご挨拶だけでよかったのですが、この職場での通例行事です。
私も日本人ですから、前例に倣いました。
お礼のお菓子
今まで幾人かの退職や異動のご挨拶にお菓子をいただきました。みなさんそれぞれに、ご自分の思いを込めて準備をされていたようです。そんな中、「ありがとう」の文字が書いてあるお煎餅をいただいたことがあります。「ありがとう煎餅」というようです。なんだか、お世話になった方々への思いが伝わる「素敵なお菓子だな~」と思いました。
私はどうしたかというと、地元でおいしい洋菓子で人気のお店でクッキーを購入しました。購入枚数は122枚。サイズは直径10㎝程度の大きめサイズをおひとり1枚計算です。「そんなにたくさんの人がいるの?」って言われそうですが、そうなんです。係ごとに10名程度の人員がおり、臨時職員や委託業者を含めて100人以上の大所帯です。今までの職場では課内には20~30人程度でしたので、122枚の大きめサイズのクッキーは重いです。大きな紙袋2つになりました。それを抱えて出勤です。
ご挨拶
仕事の最後に全体に向かってご挨拶させていただけますが、前述のとおり一人一人にお菓子を配りながらご挨拶をします。職場異動の個人的挨拶は何度もやってきましたが、仕事中ですからタイミングや時間など難しいですよね。長引いてもいけませんし…お休みの方はお菓子にメッセージを書いて机に置いておきました。
そうこうしているうちに、終業時間となりました。皆さん、仕事は続いていますが、私のために立ち上がりこちらを向いてくださってます。上司に呼ばれて皆さんの前へ。
異動の時も同じようにご挨拶をしますが、今回は感慨ひとしおです。でも、ウエットではありません。ちょっと笑いも取って、数分間の挨拶は終わりました。
上司から花束を受け取って終わりです。
退職の記念品
職場から手作りのサイン帳をいただきました。予想もしていなかったので、開けてビックリでした。

表紙には今年1月に虹の橋を渡った愛犬マリアの写真を飾り、「シャボン玉 追いかけ虹の向こうまで」という句が添えられています。マリアが着ている洋服の水玉の柄から空に飛ぶシャボン玉に思いを馳せて、虹の橋を渡ったマリアを想ってくださったのだとわかります。
この句は理事が詠んでくださったそうです。理事は公務員の組織図では、市長、副市長に続くポストの方。理事も愛犬家で、マリアを亡くした私の気持ちを理解してくださっていたんですね。
メッセージは課内で業務上の関係が強かった方々からの一言メッセージと業務に使用した書類のミニコピーがレイアウトされていました。一つ一つ読んでいくと、心温まります。中には喧々諤々やっていた隣の課の職員からのメッセージもありました。この職員とは電話を切った後「ホントにも~」と叫ぶことも多く、この人選にはちょっとニンマリです。
最後に編集者の名前がありました。それは係内の職員3人と理事。理事とは今までの公務員生活の中で、ちょっとずつご縁がありましたが、ご多忙な中編集に参加していただいていたとは、びっくり(*_*) 仕事は本当に大変でしたし、ストレスの多い職場でした。でも、このサイン帳ですべてが吹き飛びました。
皆さん、ありがとう!!!!
夢
ご挨拶の中で何人かの方に「来春には戻ってきてくださいね」と声をかけていただきました。退職を申し出した際にも、何人もの上司から引き留めていただきました。本当にありがたいことです。
この日の最後、「希望により職を免ずる」と書かれた退職辞令書を受け取りました。そうです、「違った景色」を見たくて退職を希望したのです。アラ還女子の夢はここからスタートです。
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