博多座で「新三国志」を観た後、お隣にある「福岡アジア美術館」で開催中の「バンクシーって誰?展」を観てきました。
私と同じように考える人が結構いて、博多座から移動している人がたくさんいました。
概要
場 所:福岡アジア美術館 7階企画ギャラリー
開催期間:令和5年3月26日(日)まで
開催時間:10:00~18:00
ナイトミュージアム:毎週金・土曜日は20:00まで
休館日:水曜日
入館料:平日 2,000円 土日祝日 2,200円
お得チケット:金・土曜日アフター5チケット、3人以上のグループ割りチケットがあります。
音声ガイド:600円
バンクシーって
私のバンクシーに対するイメージはゲリラ的に街中にメッセージ性の高い絵画を描く人といったものです。落書きは犯罪ですが、バンクシーだと、財産なんですよね。そして、その素顔は誰も知らないと思っていましたが、このバンクシー展でちょっと違うことを知りました。入り口付近に写真があります。顔は見せていませんが、全身像があります。
現代アートの展示会では、写真撮影OKのものがありますよね。以前行った、アンディ・ウォーホル展もそうでしたが、今回のバンクシー展も一部を除いて、撮影可能でした。見覚えのある絵画がたくさんありました。
作品の紹介
【Spy Booth】展覧会に入るとすぐにこの壁画がお迎えしてくれます。

【Bristol】バンクシーの故郷の民家の壁に描かれた老婆がくしゃみをする姿。新型コロナウイルス感染症が大変恐れられていた2020年に描かれたもので、マスク着用率の悪いイギリス人へマスク着用を促すメッセージではないかと言われていたようです。

私の大好きなミュージカル「レ・ミゼラブル」のパロディ画。なぜコゼットが泣いているのか、下の写真に解説があります。


ベトナム戦争の報道をリアルタイムで見ていた世代にとって、全裸の少女が泣きながら逃げるこの写真は衝撃的でした。その写真をモチーフにしたもの。このメッセージは、私にはちょっと悲しい。

【Elephant in the rooom】「見て見ぬふりをする」ということを、英語ではこういうそうです。ロサンゼルスでの展示会では、本当の像を展示していたそうです。ちょっとエグイ。。。

ダイアナ王妃の肖像がプリントされた「偽10ポンド札」。最近、ダイアナ妃の次男ヘンリー王子の暴露本「スペア」が話題になっていますよね。
ダイアナ元王妃の訃報は、美容院に向かう車中で聞いたことを覚えています。
私の中では、近代から現代にかけての悲劇の3大王妃は、エリザベート皇后、グレース王妃、そして、このダイアナ王妃です。

バンクシーが建てたパレスチナのベツレヘムにある「The Walled Off Hotel(世界一眺めの悪いホテル)」の玄関入口と客室の窓から見える壁に映し出された絵画。


【Giant Kitten】 パレスチナ自治区のガザにある廃墟に描かれた子猫の壁画。このエリアでは、ガザ地区の騒音が体験できます。

【THERE IS ALWAYS HOPE】この壁画もよく見ますよね。右側にある「THERE IS ALWAYS HOPE」の落書きは、この壁画ができた後にバンクシー以外の人が書いたとのことです。

出口近くに展示された壁画。「私はバンクシー、我々はバンクシー」と書かれていますが、誰でも間違った社会には発言できるというメッセージ名のでしょうか?

このほかにもたくさん作品の展示があり、写真撮影不可のものもありました。
音声ガイド
ナレーターは人気俳優の「中村倫也」さん。あの優しい声で説明してくれますよ。
今回の音声ガイドは、ガイディングレシーバー貸出の他に、自分のスマホで音声ガイドのサイトにアクセスして説明を聞く方法も選択できます。私はノイズキャンセラー付イヤホンを持っていたので、スマホを使うことにしました。周囲の音に影響されることなく静かに中村倫也さんの声で作品を鑑賞することはできました。但し、パレスチナ自治区ガザを再現したコーナーでは、現地の騒音が流されていますので、ここだけ注意が必要です。
展覧会限定グッズ
バンクシーの展示の中に、「美術館ではその出口でも客から金銭を搾取する」といった主旨のメッセージがありました。なので、このグッズ販売ブースはなかなか勇気のあるものだと思います。まあ、美術館や展覧会でその記念グッズにはニーズがあるので、それに応えているということでしょうか。
福岡アジア美術館コレクション展
バンクシー展の半券で、無料で入館できます。なので、ちょっと見てみました。感想は、「ふ~ん」といった感じです。
アジア諸国は欧米列強国から植民地支配されてきたという歴史があるものの、自国の宗教は守られてきたという印象を持っています。でも、展示している絵画の中には仏教国なのにキリスト誕生を思わせるような絵画があったりして、おもしろいです。
振り返ってみれば、アジアの国に旅行に行っても美術館に入ったことはありません。アジアの国の絵画を見ると言えば、古代遺跡に描かれたものだけだったように思います。これからの旅行で、ちょっと注目してみたいです。
「関西・四国の美術館巡り」の際インストールしたアプリ「ポケット学芸員」で解説を観ることができます。
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