最近、立て続けに高校時代と専門学校時代の同級生とご飯を食べました。みんなと話をすると、還暦を過ぎて人生の黄昏時に入ると、「思い出に浸ることが増えたな。。。」と感じます。
高校を卒業した後は、それぞれの進路に進み、社会人生活の周辺の人間関係が主ですよね。だんだん、高校時代の同級生とは見るものが異なっていき、共通する話題も違ってきます。それぞれに、仕事があり、家庭がある。高校生時代の同級生との関係は希薄になりました。
それが、子どもが巣立ち、仕事も定年退職を迎え、属する社会が変化すると、多感な時期を共にした高校時代の友人に回帰するのかな?と思っています。
突然の宴のお誘い
自宅ですっぴんでくつろいでいると、同級生から、「今から晩飯に行くけど、出て来れるでしょ?」との電話がありました。なんでも、同級生二人でゴルフをした後、地元で食事をすることになったそうです。突然連絡をしても出てこれそうな人として、私を思い出したようでした。
時は17時過ぎ。二人がこちらに到着するのは15分後。連絡を受けて物凄い速さで準備して、自宅を後にしました。
同級生との恋バナ
地元割烹店で男子2人と私の3人での宴です。
話題は、近況報告(男子の一人がカツラをかぶるようになっていた。)に続いて、最近社会現象ともいわれたドラマ「silent」から、高校時代の恋心について。
男子二人が言うには、「九州男児たる者、自分から告白するものではない。」だそうです。「え~、九州男児たる者、告白は男からする!じゃないの⁈女の子に告白させては、いかんでしょう?」と私は突っ込みましたが、やっぱり、九州男児は告白しないそうです。
で、男子二人は、高校時代に彼女はいなかったので、告白はされなかったようですが、淡い恋心はあったようです。それは、どうやって芽生えたのか?
なんでも、男子Aは集合をかけられて指示された部屋に入ったところ、「ここ、空いてるよ」と声をかけてくれた女の子に、「こんな優しい女の子がいるんだ!!」と一目惚れをしたそうです。多感な頃、何気ないそんな言葉にときめいたりしましたよね。「うん、うん」と相槌をうって、話を聞きました。
その女の子は、確かに同級生の中でも、優しくて美人で、女性の私から見ても素敵な人でした。その彼女が進学したのが、お嬢様大学のフェリス女学院大学だったこともあり、彼女は女神のような存在になってしまったようです。密かに、恋心を抱いている男の子が多かったことは、私も覚えています。
で、恋心を抱いた男子Aは告白せず、高校を卒業したのでした。「今だったら告白する?」と、ちょっと聞いてみたのですが、「やっぱりしないと思う」だそうです。当時の高校生は、そんな感じだったかも。。。
そんな話をしていると、40年以上思い出すこともなかった同級生とのデートの話や、それそれの高校時代に好きだった人のことなど、ずっと高校時代の恋愛についてじゃべってました。いくつになっても恋バナってするんですね。
現代の若者を憂う初老の男女
そして、最近の若い人へのインタビューで「男女とも恋愛をしなくなった」とか、70歳以上の人へのアンケートで、「もっとやっておけばよかった」と後悔することの第一位が、「恋愛」だったとの話に進みました。
私たちの考えは、高校生に限らず、「若い人には恋愛をたくさんすることを進めるよね」と、人生の先輩方と同じ結論に至りました。やっぱり、多感な頃のみずみずしい感性は忘れがたいものがありますから。
やっぱり同級生はいい
同級生に会うと、お互い様ですが老いを感じます。毛髪は白く心もとなくなり、お腹が出て姿勢も悪くなる。だからこそ、心身ともにピュアな思春期の思い出はいつまでも色あせないのでしょうかね。
風貌は初老の男女ですが、ハートは高校生のおしゃべりでした。
コメント