鳥取・島根旅行2日目です。外は小雨模様で、これからの天気が気になるところです。
足立美術館
このツアーのセールスポイントの一つに「開館に合わせて入場し、混雑を回避」と記載されていました。しかし、たくさんのツアーが同様のコンセプトで開館時刻に入場すると、混雑します。鑑賞は2時間だったので、ゆっくり観ることはできたのですが、館内はごった返していて、ちょっと、残念でした。
でも、足立美術館のクオリティが落ちるわけではありません。庭園は言うまでもなく、日本画が充実していて、見ごたえがありました。
現在は、冬季特別展が開催されており、以下の3つのテーマで展示されていました。
「近代の美人画 清方・新水・紫明」
「名画の感触 絵を見て感じる手ざわり」
「冬の横山大観コレクション選」
絵を見て感じる手ざわりは動物描写の卓越した技術を紹介するいい手法のように思いました。動物の毛や羽の描写は凄かったです。昭和16年に描かれた洋犬のボルゾイの日本画はその描写のすごさと同時に、この犬の飼い主の裕福さを考えたりしました。芸術はパトロンが存在してこそ発展するということを垣間見ることができます。
所蔵している美術品は潤沢で、季節ごとに入れ替えるので、四季折々の庭園の景色と一緒に鑑賞するとよさそうです。私は、これほどたくさんの横山大観の絵画を観たのは初めてです。何度も訪れてみたい美術館でした。
ただ、残念ポイントが一つ。ガイディングレシーバーのレンタルがないのです。ウィズコロナが少しずつ浸透して行っている状況ですが、「慎重だな~」というのが率直な感想です。
出雲大社
40年位前に1度訪れたことがあります。でも、ほとんど記憶がありません。
明け方に降った雨もあがり、ここに到着してからは晴れ間がのぞく天気になりました。今回の旅行は、私が願った通りの天気に恵まれました。
昼食は、各自で摂ることになっていました。クラブツーリズムのツアーは、各自で食事をとる企画が多く、私は気に入っています。ちなみに私は、出雲ですから割子そばをいただきました。
冬の平日でそんなに観光客もいないのに、神迎の道の勢溜の大鳥居近くあるお蕎麦屋さん(後で調べてみると、「手打ちそば荒木屋」でした)には行列ができていました。ちょっと有名なのでしょうか?
ここの観光は10人ずつのグループに分けて、それぞれに地元の案内人がついて説明をしてくれました。お参りに来るだけではわからないことを教えてもらい、満足度は高いです。
出雲大社の参拝は、2礼4拍手1礼です。
境内全域図 | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
お参りする際は、正面から行うのが普通だと思います。しかし、神様は正面を向いておられないことを今回初めて知りました。神様は本殿の左側に向いておられるそうです。なので、左側の氏社からお参りをすると、神様に対面して一番近いところからお願いができます。正面からはもちろんのこと、ここからもお参りをするといいですね。下の写真がその場所です。
命主水(いのちのぬしのやしろ)
薬丸裕英さんが「はなまるマーケット」をやっている頃、命主社を訪れたそうです。ここには、樹齢1,000年を超えるムクの巨木があります。
出雲の観光ガイドには、以下のような説明があります。
出雲大社の摂社
正式な名称は「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」で天地開闢(世界のはじまり)の造化三神の一柱、神皇産霊神(かみむすびのかみ)が祀られています。
巨岩の前に建てられていることから、古代の磐座(いわくら。神の御座所。自然の巨石をさす場合が多い)が神社に発展した例として貴重な神社です。
出雲の観光ガイド https://www.izumo-kankou.gr.jp/254
ここは有名なパワースポットで、テレビ番組「はなまるマーケット」に出演していたころ、ここに訪れた薬丸裕英さんは「ここから離れたくない」と言っていたそうです。
私は、パワースポットと呼ばれるところに行っても、全く何も感じません。凡人と才能ある人との違いはこんなところにありそうですね。
この放送以降、地元ガイドさんに、この命主水の案内を必ず依頼されるようになったそうです。
お土産
私のお気に入りのテレビ番組「家事ヤロウ」でご飯のお供選手権があり、島根県は「らっきょう味噌」を出品していました。
他の県が結構豪華なご飯のお供を出している中で、異色の存在でした。その「らっきょう味噌」があったので、買ってきました。
まとめ
今回の旅行は突然思い立って出かけたものですが、結構楽しむことができました。
この旅行の背景となる天気は、鳥取砂丘は雨が降らずに日本海が荒れる強風と曇天、出雲大社は晴天が私の希望でした。そのどちらもかなえることができたのでとても満足です。
また、旅行の間つかず離れずおしゃべりができる同世代の女性もいて、楽しく過ごすことができました。
ツアーの一人参加、いいですよ。
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