カニって、おいしいですよね。そろそろ旬です。私は大好きです。種類はなんでもOK。
毛ガニ
毛ガニは、九州ではなかなか見かけることはありません。庶民は、百貨店の北海道物産展で冷凍品を時々購入します。
北海道の友人宅を訪ねて行ったとき、浜ゆでの毛ガニで歓待してくれました。カニみそがたっぷりで、脚の部分にも身がパンパンに入っているでっかい毛ガニを3人で4杯食べました。私が日ごろ食べている毛ガニとは違って、とってもおいしくて至福の時でした。
そして、友人の一言、「世間の人は、北海道の人間が毛ガニを毎日食べていると思っているらしいけど、そんなことはないのよ。やっぱり、毛ガニは高級品。」だそうです。なので、北海道の友人は、道外からの来客があるときには、必ず毛ガニを食べるようにしているとか。ならば、「ちょくちょく尋ねて一緒に食べなくては!」と思っていましたが、九州から北海道は遠いです。
松葉ガニ(ズワイガニ)
島根県の漁師の息子と仕事で組んでいた時期がありました。彼は家業を継がず、普通の会社員でしたけどね。
さすが漁師の息子です。ズワイガニは日常的に食べていたとか。私が「ワタリガニがおいしいよね。大好き!」とか話しているときに、漁師の息子から「えっ、ワタリガニがおいしい???」と眉を顰められたことがあります。そして、彼は声を大にして「カニは松葉ガニ(ズワイガニ)が一番!松葉ガニを食べなさい!」と言い、小さな声で「僕はもう食べないけど。。。」というのです。
漁師さんは、ハサミや脚が取れた売り物にならないカニを、自宅に持ち帰ってくるので、漁師の息子にとって松葉ガニは、食べ飽きたものだったそうです。「もったいない食べ方をしてたよ」と。そんなズワイガニを食べ飽きた漁師の息子でも、「ワタリガニより松葉ガニ(ズワイガニ)。」と言っていました。
ナルホド。。。
ワタリガニ
最近、鮮魚店のいけすの中に手足を縛られたワタリガニがを見かけます。カニは、死んでしまうと身が溶けてしまうので、生きている間に調理する必要があるようす。
「ようです」というのは、私は調理をしたことがないから。
私には子どもの頃のトラウマがあります。
母親がカニを茹でようとして、沸騰した鍋の中にカニを入れたところ、カニが暴れ出したのです。手足を縛っていなかったのでしょうね。母は「ごめん!ごめん!」と叫んで、鍋蓋でカニを抑えていました。当然、カニはすぐに絶命して、おとなしくなりました。
私は、この時の一部始終を見ていて、「生きたまま茹でなきゃいけないなら、私は絶対に調理しない!」と強く思ったのです。「食べない」ではなく、「調理しない」なのが、ちょっと身勝手なんですけどね。
ということで、カニは大好きなのですが、外食か誰かが調理しない限り食べることができません。
同級生のレクチャー
お好み焼きとハンバーグのお店を経営している高校の同級生がいます。ここで、同窓会という名目の宴会がよく繰り広げられるのですが、メニューにないものを同級生のためにたくさん作ってくれます。
日ごろから、「カニ!カニ!ワタリガニ!!」と言っている私のリクエストに、同級生が応えてくれました。先日、「ワタリガニが入ったよ」との連絡あり、いそいそと食べに行ってきました。
その時に、私の子どもの頃のエピソードを話しました。カニに熱湯地獄で苦しまなくてもいいように、直前にとどめを刺す方法はないのか?と言いたい放題です。
同級生は、「勝手やな~」と言いながらも、ワタリガニに苦しい思いをさせないで、茹でる方法を教えてくれました。
彼曰く、カニを冷凍室に入れて、カニが眠たくなる⇒凍死を待って、調理するとよいとのことでした。ナルホド。カニも眠った後なら苦しまなくて済みそうです。
これなら、できるかもしれません。。。
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