11月8日は、皆既月食と惑星食が同時に現れるというので、空を見上げてみました。
車の中でラジオでも、この話題に触れていました。その中で、パーソナリティが年齢を重ねて、このような宇宙のイベントには強く惹かれるようになったという主旨のコメントしていました。これには、私も同感です。
私は、「自分が長く生きてきたな」という実感と、このような天体ショーが数百年ぶりという話を聞くと、人間の一生なんて一瞬にもならないということを想ったりします。お葬式や法事での説法の影響かもしれません。まあ、私の場合は、単に時間ができて、世間の話題に乗ってみようと思っているだけかもしれませんが。。。仕事を辞めて、気持ちにゆとりがあると、いろんなことに興味がわくようです。
何かやっていると、すぐ忘れてしまうので、天王星食の潜入開始と出現開始時刻にはアラームを設定しておきました。スマホで撮れた私の街で見えた皆既月食です。夜になっても雲はかかからなかったようで、きれいな月夜でした。
皆既月食が始まったころは、まだ低い位置に月があったのに、オレンジ色に変わったころは、高いところに登っていました。ちっこいですね。
残念ながら、望遠鏡を使っても天王星をみることはできませんでした。確かに、「条件が揃えば肉眼でも見ることはできる」と専門家が言っていました。街灯が多すぎて、天王星を観るには条件が整っていないようです。
今まで、何度も皆既月食はあったはずですが、月がオレンジ色に変わることを今回初めて認識しました。興味を持ってみていないと、何も覚えていないんですね。
夜空を見上げていると、高校の授業を思い出しました。宇宙については、高校の地学でも少し学びますよね。
授業の際、同級生が「M78星雲について説明してください」って、質問したことを思い出します。ウルトラマンの故郷はM78星雲らしいのです。同級生はふざけてこの質問をしたのですが、地学の先生がウルトラマンはこの星雲からやってきたこと、実際にはオリオン座の中にあることを説明してくれたことを覚えています。
なぜ、よく覚えていたのかというと、私はその時、この質問がなければ、M78星雲のことは知らずに大人になっていただろうと思ったからです。こんな小さなエピソードを思い出すのは、時間のゆとりが気持ちのゆとりになるからでしょうかね。いいものです。
こんな風に、自然を感じるっていいですね。来年の夏は天の川を見ることができる場所に旅行を計画したいと思います。
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