初心者で卓球教室に~ありえないラケット問題

私のこと

 私、卓球というものを、60歳を前に初めて経験しました。きっかけは、同窓会という宴会に参加した際、同級生に誘われて(そそのかされて?)からことです。

卓球教室

 地域の体育館で毎週1回2時間の練習がありました。そこには小学生から御年80歳以上のシニアまで、30~40名くらいの人が参加していました。80歳代の方々は元国体選手という凄いキャリアをお持ちです。かと思えば、未来のオリンピック選手の可能性を秘めたちびっ子たちが、コーチの指導に応えているような、世代を超えた教室でした。

 中でも、高校生くらいの世代の子は、福原愛さんのような「サー」という気合の声を発しながらバンバンスマッシュを決めて、びっくり!目が真ん丸になりました。当たったら青あざでもできそうな、物凄く早い球です。

 テレビで見るオリンピック選手の球は、いくら早いといっても体感できません。しかし、間近でみる若者のスマッシュの迫力は絶句です。とすると、伊藤美馬さんや張本智和さんは、いったいどんな球を打つのでしょうか?

ド素人の私でもラリーが続く 

 そんな中に、ラケットの握り方も知らないド素人の私が参戦しました。同級生が教えてくれるのかと思っていたら、ご高齢の元国体選手の方が、私について指導をしていただきました。

 まず、打つことになれる必要があります。最初は素振りでフォームを固めるなど、前時代の練習方法ではありません。とにかく、来た球を打つ。そんな練習です。

 私はどう打てばどの方向に球が行くのかさえ分からないレベルです。指導をしてくださった大先輩は、必ず打ちやすい位置に返してくださいます。

 この大先輩と乱打をしていると、自分が上手くなった気分になれます。しかし、相手が変わると、全くラリーが続きません。「元国体選手って、いくつになってもすごいのね。。。」

大先輩方のアイドル

 ド素人の私は、何をするにも必死だったので、大先輩方の目に留まっていたようです。私が休んだり、遅れたりすると、「○○さんは、今日はどうしたの?」「○○さんが来ないと寂しいね」と私を誘ってくれた同級生に尋ねてくれていたそうです。

 「○○さんは、後期高齢者のアイドルだよ~!」「モテ期だよ~、ヨカッタネ~」と言って、同級生からいつもからかわれていました。これは、現在も続いています。。。

購入したラケットにすでに名前が。。。

 私は初心者なので、ラケットを持っていませんでした。どんなものを選んでも良いかわからなかったので、大先輩が利用しているスポーツ品店に注文してくださいました。それを受け取ってびっくりです。(*_*)

 ラケットとラケットカバーにしっかりとマジックで「○○」と私の姓が書かれているのです。

 同じものを持っている人がいたら、間違うといけないと思って名前を書いてくださったようです。でもね、私にとっては「え~、ダサ。。。」

 もちろん、その場はにこやかにお礼を言って受け取りましたが、不満で一杯です。

 私は同級生にラインでこの状況を報告しました。そうしたら、同級生から「愛だね~」と返信がきました。「はあ~?」と腰砕けになりましたが、この言葉で、何事も気の持ちようだと、学習しました。同級生のナイスセンスに脱帽です。

 このあと、100均でシールを購入し、手書きが隠れるように自分好みに名前を貼りました。先輩、ごめんなさい。。。

それから

 卓球教室に通うことは数か月続いたものの、なぜか達成感を得られないままでした。そのため、転勤と同時に辞めてしまいました。

 そして、数年たった先日の宴会で、後輩に卓球を指導している同級生から、久しぶりの卓球に誘われました。その話は、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました