毎日のように通うジャザサイズには、以前の職場の先輩がいらっしゃいます。御年、80歳。ジャザサイズのメンバーの中では最年長です。
この方から、博多座に公演を観に行ったお話を伺いました。演目は「ヘアスプレー」、渡辺直美さん主演のミュージカルです。
観劇の経緯
今回の観劇は、同じジャザサイズメンバーで先輩のご近所さんからのお誘いだそうです。このご近所さんのご主人は会社を経営しており、社員の福利厚生として、博多座観劇を開催されたようでした。
参加費用は、A席チケット、博多座内レストランでの食事、送迎バス代込みで9,000円。福利厚生であるので、ある意味当然ですが、破格のお値段です。思わず、「いいな~」と言ってしまいました。
キャストへの感想
先輩はミュージカルには詳しくはない様で、主演の「渡辺直美」さんの名前もうろ覚えでした。しかし、「丸っこくて小さい人だけど、物凄く動くし、動き回ったあとでも、息も切らさず歌うのよ~」と感動した様子でした。
日本での「ヘアスプレー」の上演が決まったとき、主人公のトレイシーは渡辺直美さん以外にないと言われていたようです。彼女の個性・実力がいかんなく発揮する作品のようです。
また、「物凄く大きな女の人がいてね、渡辺直美さんのお母さん役だった人は男の人かしら?」とおっしゃいます。
博多座のHPから検索してみると、山口祐一郎さんのようです。私が、写真を見せると、「そうそう」と言われます。
「その方はミュージカル界の重鎮ですよ。テレビにもたくさん出ています。この人の歌もすごかったでしょ?」と説明しても「そうなんね」と今一歩の反応でした。この役はアメリカの映画版ではジョン・トラボルタが演じていました。
そこで、先輩世代の方はHNK大河ドラマのファンが多いと思い、「NHKの大河ドラマに重要な役どころで、何度も出演していますよ」というと、「え~、そうなの。わからんかった~」と残念がっていました。
口パク疑惑
ここからが問題です。口パク疑惑です。
先輩が言うには、「あれだけ動き回って、踊って歌って、息切れしないなんて考えられない。夫が言うには、録音して流しているんじゃないかって言うのよ。」です。
いやいや、そんなはずはありません。ミュージカルの舞台で口パクは、ふつうは考えられません。そのように説明しましたが、先輩は「ふ~ん、そうね。だったら凄いね」と言い、納得したのか、しなかったのかわかりません。そのあと、「まあ、どんな話なのか、よくわからなかったけどね」という落ちがついて、このお話は終わりです。
私は、このお話を伺って、「ヘアスプレー」を観に行かなかったことを後悔しました。観客に口パク疑惑を持たせるほど、迫力ある舞台はどんなものだったのでしょうか?
アメリカの下町を舞台にした作品には、ちょっとイヤな下ネタが多いので、博多座から観劇申込書が届いた時には、食指が動かなかったのです。
確かに、キャストを見ると、行くべきだったと思います。う~ん、残念。。。
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