マリアとは私の相棒、ロングコートチワワの女の子です。2022年1月6日早朝、16歳8ヶ月でマリアは虹の橋を渡りました。(愛犬家の間では亡くなったことをこう言います)
ペットのこと
子どもの頃に外犬を飼っていました。名前はジョン。スピッツ系の雑種でした。不慮の事故で亡くなってしまいましたが、享年さえも覚えていません。今思えば子どもの頃は残酷で、可愛がっていませんでした。本当に申し訳ない飼い方をしていました。
その後、大人になってジャンガリアンハムスター、オカメインコを迎えましたが、一人暮らしで日中のお世話ができないためか長生きをせず、「私はペットを飼わないほうがいいのかな?」と考えていました。そんな私が再びペットを飼おうと考え始めたのは、職場の同僚の「ペットに癒されている」という話でした。本当にうらやましいと思いました。
愛犬探し
2005年4月、愛犬探しが始まりました。
5月、近郊にお住いのブリーダーさんのお宅で小さな小さな生後1か月のチワワに会いました。その時、「私、マリア。今度、ママのところに行くからよろしくね。」そんな言葉が私の心の中に飛び込んできました。こんなことを言うと、私のことを不思議ちゃんと思われる方の多いでしょうね。でも、本当に聞こえたんですよ。(笑)
ブリーダーさんは、近々ペットショップに渡す予定だが、飼いたいのなら直接譲ってくださるとのことでした。そして、マリアの言葉とおり、1か月後に家族になってくれました。
後日、ブリーダーさんから血統書が送られてきました。血統書にはマリアの名前は「カナニス」と記載されていました。
余談ですが血統書が入った封筒には封がされていませんでした。それでも、中身は紛失せず送られてきたということに(*_*)さすが日本郵便!
マンション管理規約
マリアの本名は「カナニス」ですが、ニックネームの「マリア」で生活が始まりました。
実は、私の住むマンションはペット飼育不可です。管理規約を確認すると、確かに「住居内では管理者の許可がない限り、家畜を飼育してはならない。」との記載があります。それなのにマリアを迎えたのは、管理者の許可があれば飼育は可能と、管理規約を解釈できたからです。同僚の「私のマンションもペット飼育不可ですが、飼ってしまえば認められますよ」の言葉にも後押しされました。本当に安易な無責任な行動でした。
住民トラブル
マリアとは、ほかの住民にはわからないように、ひっそりと暮らしていました。マリアはキャリーバッグに入っているとき吠えることはありませんでした。そして、エレベーターに乗る時も、ほかの方が載っていないことを確認して乗るようにしていました。
しばらくして、マンションの理事長がエレベーター乗り込んできたとき、マリアが吠えたのです。理事長は「犬ですか?」とおっしゃったので、「はい」と答えました。それから暫くして、マンションの掲示板に「ペットを飼っている人は申し出るように」との記載がありました。
その頃、マリアの人権(犬権?)を確保するため、そろそろマリアとの生活を公にしなければ、と考えていました。掲示板の指示どおり、正直に理事長に申し出をしました。ペットの飼育を認めてもらいたいとの嘆願書を添えて。理事長は管理規約上、管理者です。管理者の許可があれば、飼育は可能なはずだからです。しかし、私の安易な考えは通用せず、結果として管理組合から「ペット飼育禁止は変わりません」との回答がありました。
マリアは母の元に
本当に途方に暮れました。私の手の中にある小さな命を、マリアの生活を守らなければなりません。私は母親に頼りました。母は「犬は苦手」と言いながらも、「仕方ないね」と言って引き取ってくれました。それからマリアの世話は母親が行い、私は週末のみ実家でマリアと一緒に過ごすようになりました。私は生みの親(パトロン)で、母は育ての親です。
最初に母がマリアに会ったのは、迎え入れて数日したころでした。「ま~、こんな小さな子が生きていけるの?」とといい、遠巻きに見ていました。
また、週末には私が会いに来るので、マリアにとって「ママ」は私のままです。なかなか母を飼い主と認めていないようでした。私が抱っこしているときに母がちょっかいをかけるとマリアは本気で怒るので、母も最初は可愛くはなかったようです。
それでも、一緒に暮らすと母にもマリアに対して情がわき、マリアとの生活は高齢の母親の生きがいとなりました。そして、「マリアの最期を看取るまで長生きしないといけない」と口にするようになりました。母の希望通りマリアが先に逝き、母はマリアの冥福を祈る生活を送っています。

#ハイシニア犬
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