愛犬マリアの供養 合同慰霊祭に出席

愛犬マリアのこと

 マリアは、今年1月に虹の橋を渡った愛犬です。初盆が終わって、合同慰霊祭に行ったことのお話です。

 マリアは地元のペットセレモニー会社で火葬をしていただきました。そこは、真言宗のお寺さんと提携していて、月に1回合同慰霊祭があります。この時は僧侶の方がいらして、お経を読み、護摩焚きをしてくださいます。

 マリアの初盆のお参りに行かないとした理由の一つに、平時は僧侶がおられないことがありました。ですので、僧侶が供養してくださる節目のときに伺うことにしました。

セレモニー会社の場所

 場所は、市街地から少し離れた山の中、貯水場のほとりです。緑豊かで、春は桜や藤の花の名所です。窓から見える緑が鮮やかで、ここに眠るわんちゃん、猫ちゃんは気持ちよさそうです。

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 ただ、この建物は崖の上というか、かなりの急な坂を上っていく必要があります。雪の日は絶対に登れないし、雨の日もちょっとスリップが不安です。でも、だからこそきれいな風景を楽しむことができます。

受付

 私は、12時から慰霊祭が始まると勘違いして、11:55の到着でした。1時間以上、ぼーっと待つことになりました。

 まず、参加者の記帳と、お布施をお渡しし、護摩焚きの希望があれば、申し込みをして費用をお支払いします。

 合同慰霊祭の会場は階下にありますが、ここも窓が大きくとられて風景を楽しむことができます。

 参加者は40人くらいでしょうか。

 祭壇にはたくさんの卒塔婆が飾られています。マリアの卒塔婆もありました。後日、護摩焚きにされます。

 ここに納骨されているわんちゃん、猫ちゃんの仏壇には位牌がありました。動物にも戒名があるのでしょうか?中を覗くことはしせんでしたが、ちょっと驚きました。

合同慰霊祭

 そうこうするうちに、僧侶の方がお見えになりました。僧侶は、亡きペットの遺骨を抱いておられる方に、祭壇に置くように指示されました。「一緒に供養します」とのことでした。焼香の作法の説明があり、3本指で3回、額まで上げるとのことでした。

 そして、読経が始まりました。お経に続き、ペットが人間に与えた幸せと安らかな眠りを願うことを読まれます。そして、護摩焚きを希望された方々の名簿に従って、飼い主とペットの名前が読まれます。「一つ、○○の願いにより○○マリアちゃん」とマリアの名前もありました。

僧侶の説法

 僧侶の方の説法が始まります。

 この中で、私の心に残った説話が2つありました。

年神様

 亡くなった方々の魂はお盆とお正月に家に戻ってくるとのことでした。お正月に迎える「年神様」は家を守ってくれる祖先の霊だそうです。私は今まで知りませんでした。

三界萬霊

 「三界」とは、無色界、色界、欲界の三つをさし、「三界萬霊」とは、すべての世界のすべての霊という意味で、動物の霊も含まれるそうです。お寺や霊苑にはこの「三界萬霊」と書かれている石碑や位牌がおかれているのは、そこにあるすべての精霊を宿らせ供養するという意味だそうです。

 今まで、たくさんのお寺に伺っていますが、そこに置かれている位牌に目を向けたことはありませんでした。これからの仏閣巡りに一つ興味が加わりました。

観音様のお参り

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 この後、屋外にある観音様にお参りをします。

 おそらく、出席者への読経の準備の時間を確保するために、出席者を外に誘導していると思われます。ここの観音様は動物を抱いており、ペットへの愛情がわかります。

出席者への読経

 再び建物の中にはいり、仏様の前に集まります。ここでは、出席者の健康を願う読経していただきました。人間のお葬式に出席すると、宗派によってこのような儀式?がありますよね。

マリアの供養を考える

 僧侶は、遺骨を抱いてみえた方に、早くお墓や納骨堂などに納骨するようにと説いていました。仏教の輪廻転生などからは勧められないのかな?と思いました。

 今はマリアを手元供養することに変わりはありません。しかし、いろんな人の話を聞き、納得できる方法を選んでいきたいと思います。

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