マリアは今年1月に虹の橋を渡った愛犬です。
マリアの遺骨は、手元供養をしています。今日は初盆をどのように迎えたかのについてです。
ペットのお盆とは
いまさらながらお盆について調べてみると、ご先祖様や亡くなった方の霊を自宅にお迎えして一緒に過ごすもので、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事のようです。だから、ペットも家族の一員だから亡くなったペットも人間と同じように自宅に迎えるものなのかな?と思っています。
私は仏壇のない家庭で育ったため、ご先祖様の供養の仕方については、詳しくはありません。お墓や仏壇に向かって手を合わせるという程度で、すべては見様見真似です。お葬式に参列して宗派による作法に違いがある程度の知識しかありません。
ちなみに、私の実家は浄土真宗、マリアを火葬していただいたペットセレモニー会社は真言宗です。同じ仏教とは言え、ちょっと気になるところです。
そこで、今まで友人からのアドバイスも踏まえ、考えを整理してみたところ、以下の結論に至りました。
- マリアは人間の宗教とは無縁
- 宗派の違いにかかわらず、マリアに会いたい気持ちは変わらない
- 人間の方法に倣うが、自分なりに納得のできる方法にする
初盆準備
天国にいるマリアがここに戻ってきやすいように、提灯と精霊馬を準備しました。マリアの遺骨と祭壇のサイズに合わせて、小さなものを選択しました。
お花
祭壇には常に生花を欠かさないように供えていますが、お盆には、フラワーアレンジメントを飾ることにしました。日ごろお供えするお花を購入している花屋さんに、ペットの供養に飾ること、祭壇とのバランスを考え小さく作ること、白とピンクでアレンジしてほしいことを伝えておきました。
出来上がったお花は、思いのほか大きく落ち着いた色合いになっています。マリアは気に入ってくれるかな?
お供え
マリアはサツマイモが大好きでした。私と遊んでいても、サツマイモが蒸しあがると、私を置いてサツマイモに行ってしまうほどでした。サツマイモを蒸して準備しないわけにはいきません。
そして、マリアの晩年を支えてくれた「ちゅ~るグルメ」とお正月にマリアにあげるつもりだったアイスクリームも忘れずに準備します。
初盆
8月13日、日が落ちてきた18時過ぎに、ろうそくと提灯をつけてマリアを待ちました。22:25、デジタルフォトフレームがバグったのか、画面が数分間ついたり消えたりしました。マリアが到着したのかな?と思いました。マリアにとってちょっと明るすぎるかもしれないと思い、デジタルフォトフレームと室内灯を消してマリアの様子を見守ることにしました。
お盆の4日間、夢に出てきてはくれませんでした。というか、今まで1回もきてはくれません。今のところ、私にはマリアにとっての心配材料はないのでしょうね。
8月16日、ろうそくと提灯をともして、送り火にしました。大好きだったアイスクリームのお供えも忘れません。外は雷と強い雨でしたが、午後から徐々に明るくなってきました。マリアには、「天国に戻るのは急がなくていいよ、ゆっくりでいいからね。」と声をかけています。