自宅には、リビングと寝室にスマートスピーカーを置いています。
還暦を迎えて、少しずつ老いの準備をしています。最近目論んでいるのが、まだ頭が柔らかいうちに声で自宅の家電を操れるようにスマートスピーカーを使いこなすことです。声で家電を操るのは、子どもの頃に見た未来の夢の一つです。次々と実現していく人類はすごいよね~。
スマートスピーカーはスマート家電の一つであり、リモコンをスマートフォンで一元管理をすることによって、便利な機能が利用できます。例えば、家電操作をするうえで、リモコンがなくてもスマートフォンで操作したり、外出先から遠隔操作したり、スマートスピーカーを介して音声操作ができたり、などです。そのことを前提に、スマートスピーカーの部分を切り取って考えています。
リビングルームに設置してみた
まず、最初に1台、リビングルームに置くことにしました。準備したのはグーグルホームです。
購入にあたっては自宅の家電がスマートスピーカーに登録できるか心配でした。事前に、Web検索をしてみると、古い家電でもデバイスがあれば登録できるようです。そこで、まずは中古品を購入することにしました。でも、リモコンを認識させるデバイスの中古品は売っていなかったので、通信販売で新品のスイッチボットハブミニを購入しました。
まず、スイッチボットのアプリをスマートフォンにインストールし、テレビ、エアコンのリモコンを認識させました。
ここで、目算が一つ外れました。テレビにはHDDを接続させており、テレビのリモコンには録画に関連するボタンがあります。スイッチボットにこれらのボタンを認識させることはできたので、スマートスピーカーに指示すれば操作できると思っていたのです。しかし、スマートスピーカーは「必要なデバイスを選択してもう一度言ってください」というばかりです。
スマートスピーカーができることは、電源のON、OFFやテレビのチャンネル選択、エアコンの温度変更といった簡単なものだけだったのです。
それでも、事前に登録しておいた機能で、「OKグーグル、おはよう」と話しかけると、スケジュールや天気予報、テレビのスイッチオンなどを一気にやってくれて、健気に働くいい子でした。
寝室にも追加してみた
そこで、寝室こそスマートスピーカーが必要と思うようになりました。室内灯、エアコン、テレビの操作はベッドに横になっているときこそ威力を発揮するはずです。そこで、今度はグーグルホームミニとスイッチボットハブミニを通信販売で購入しました。同じスマートスピーカーの方がよいと思ったもですが、これが間違いの元でした。
寝室で「OKグーグル、テレビを消して」というと、寝室のテレビを消すことと同時に、何を思ったかリビングのテレビを付けるのです。翌朝つけっぱなしのテレビを「あ~あ」と思うことが何度もありました。
また、「何時になったら教えて」とリビングルームのスマートスピーカーに指示していたのに、寝室のスマートスピーカーがアラームを鳴らすということもありました。これを回避するためには、寝室のスマートスピーカーが聞こえないところでリビングルームのスマートスピーカーに指示をしなければならないのです。こんなエピソードが複数回あって、げんなりしていました。
これは、複数台設置する場合は、スマートスピーカーのメーカーを変えておけば、生じなかった問題だと思います。
和田明日香さんちのアレクサ君
人気番組「家事ヤロウ」で和田明日香さんが「アレクサ、レッチリかけて」と話しかけると、「ハイ、〇〇をかけます」と可愛く返事をして音楽をかけてくれます。
和田家のアレクサ君は賢そうですね。番組の中でバカリズムさんが言っていたように、「たくさん話しかけているんだろうね」には、私も同感です。
スマートスピーカーはおばかさん?
アレクサが賢いのでしょうか?それとも、和田明日香さんちだけが特別なのでししょうか?
私にとっては、今のスマートスピーカーの機能はちょっと物足りません。もっとスマートスピーカーを鍛えたり、スマート家電をどんどん導入したりすれば、生活が変わるかもしれません。
スマートスピーカーはたくさんのメーカーから発売されています。でも、最近あまり話題になりませんね。目新しさがなくなっているのかもしれません。
スマートスピーカーが家庭用に使用されるようになって、それほど月日は経過していません。これからもどんどん使い勝手がよくなっていくのだと思います。(期待してますよ~)声で家電を操作できるのは便利です。
まとめ
私が使ってみて、スマートスピーカーをとおして家電に操作できることは以下のとおりです。
- 家電のON、OFF
- チャンネルを変える
- 音量を変える
- エアコンの温度を変える
でも、これだけでも、高齢者には大変助かるのではないでしょうか。88歳の母親をみていると、家電のリモコンは1.~3.までで、4.のエアコンの温度を変えることもしません。リモコンを探すより、「OKグーグル」と話しかけて解決するのであれば、今から慣れておいて、体が衰えたときに使わない手はないと思っています。
とは言え、最近スイッチボットの設定の仕方でスマートスピーカーによる家電操作に工夫ができることに気づきました。そのことは、後日報告します。