海外旅行保険の考え方

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 海外旅行ツアーに申し込むと、必ず旅行損害保険の申込書が同封されています。私は、旅行社の保険には加入せず、自分で自分に合ったものを選んで加入します。

リスクに対する基本的考え方

 海外旅行で怖いのは、病気やケガですよね。健康保険料を支払っていても、それは日本にいるから保険診療が受けられるのであって、国外に出れば当然全額自費診療です。その国ごとに診療報酬も異なるので、旅行中に病気やけがになったらどのくらいの医療費がかかるのかわかりません。場合によっては家族に迎えに来てもらうことも考えられます。きっと莫大な金額になるだろうことは想像がつきます。

 ということで、私は確率小、損失莫大なことについては、保険を利用します。

海外旅行中の病院受診の経験

 私は海外旅行中に病院を受診した経験はありません。ただ、1度だけ、トルコ旅行で体調が悪くなったことがあります。症状は胃腸炎のようでした。この原因ははっきりしていて、夕食でうっかり生ジュースを飲んだことです。胃腸を休ませれば回復すると判断し、朝食、昼食を抜いたことで、病院を受診せずにすみました。海外での食事には注意が必要です。

 また、同行のツアー客が病院受診したのは2回です。そのうち1回はご高齢の男性が、救急車を要請することになりました。ツアー客が病院受診をする際は、添乗員が同行してくれます。こんな時には特に、添乗員の存在は心強いですよね。結果として、このご高齢の男性は大事には至らず、その日のうちにツアーに合流することができました。

 ちなみに、残されたツアー客はどうするのかというと、ガイドが観光を継続させます。ツアー旅行の強みですよね。

携行品の損害

飛行機の荷物搬出入中

 スーツケースが飛行機への搬入機械に巻き込まれて、見るも無残な大きな傷が入ったことがあります。

 このときは、カード会社の旅行保険だけだったのですが、帰国して保険請求したところ、「使用に差支えがなければ、保険金は支払えない」との回答でした。確かに、使用には差支えないので仕方ありません。

 ちなみに、さすが強い衝撃にも強いスーツケースです。中身はきちんと守られていました。このスーツケースは、傷を隠すようにステッカーリメイクして、今でも使用しています。

宅配便利用中の事故

 空港近くに前泊するため、事前にスーツケースをホテルに送ったことがあります。その際、スーツケースのハンドルが壊れていました。ホテルのフロントにその旨を伝えると、ホテルが代替のスーツケースを業者から取り寄せてくれました。私はそのスーツケースを使って旅行をし、壊れたスーツケースは宅配便業者が修理をして戻してくれました。

 レンタルしたスーツケースの料金はホテル側から宅配業者に請求をし、修理費用請求もありませんでした。

 私はこの経験から、スーツケースは直接空港に送ることはせず、前泊の場合はホテルに送り、当日の場合は自分で持っていくようにしています。もちろん、帰宅の際は、空港から自宅に送りますよ。

腕時計の紛失

 1度、クロアチアのホテルで腕時計がなくなったことがあります。散歩から部屋に戻ってみると、腕時計がないのです。状況から、「盗まれたのかな?」と思いましたが、証拠はありません。嫌な思いはしたくないし、約款には「失くしたもの」の記載はなく、さほど高価なものでもなかったので、保険金の問い合わせすらしませんでした。ただ、これ以降、腕時計は1万円以下の安いものを使うようにしています。

海外旅行保険の加入

 いろんな経験を踏まえて、最近はどうしていたかというと、海外旅行保険の比較サイトで旅行先、日数、希望する保険の範囲を入力して、最もお手頃な保険会社のものに加入しています。

 保険会社のサイトにアクセスし、旅行先と旅行期間を入力すると、①保険料抑えたいプラン、②保険料と補償バランスプラン、③補償充実させたいプラン、が出てくる場合が多いです。

 私はこれらの中から選ばずに、必ずオーダーメイドプランにします。

 病気や事故でかかる医療費のみを補償し、死亡や後遺障害の補償は「なし」にします。

 その理由は、私は独身なので、死亡した場合に、生活が困る人がいないからです。また、生命保険に加入していれば、そちらで保険金は支払われますので、必要ないと考えています。

 また、携行品損害も「なし」にします。盗まれたり失くしたりして諦められないものは持っていきません。

 ということで、今までの経験を踏まえ、以下の表のように加入の判断しています。

項目加入の有無理由
傷害死亡・後遺障害× 
治療費用 
疾病死亡× 
賠償責任 
携行品損害×高価なものは持っていかない。
救援者費用 
航空機委託手荷物遅延等費用×1泊分は機内持ち込みする。
不足したら保険にかかわらず、現地調達は必須。
購入品はお土産になる。

おわりに

 海外旅行保険に対する考え方を自分なりに整理して、必要な補償を受けるようにしていれば、無駄な保険料を支払わなくて済むと思っています。また、クレジットカードに付帯した海外旅行保険でもいいかな?と思うときもありますが、スーツケース事故の時、コールセンターの担当者が親切ではなかったので、期待していません。

 安心して旅行を楽しむための考え方を整理してみました。

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