街のシンボルである赤い橋が、国の重要文化財に登録されました。このことを記念して、先日セレモニーとイベントが開催されました。
橋を渡るウォーキングイベント
記念イベントの一つに、橋の車通行をとめて、橋をウォーキングするというものがありました。このイベントには8,000人の参加者募集がされていましたが、気が付いた時には締め切りを過ぎていました。日ごろ市政だよりを見ないので、こんなイベントによく乗り遅れます。今回も、残念ながら橋を渡ることはできませんでした。友人の中には、応募したものの落選した人も多く、人気のイベントだったようです。
そもそも、この橋は車道と歩道が設置され、歩いて渡れる橋でした。しかし、渋滞緩和のため1987年に車専用道になりました。なので、歩いたことのある市民は少なからずいます。しかし、今は歩いて渡れないのですから、「久しぶりに通ってみたい」と参加意欲が沸きます。
記念式典のあったこの日は、秋晴れのいい天気でした。気温は25℃と夏日でしたが、橋を渡る潮風は気持ちよさそうです。ウォーキングには最高だったのではないでしょうか。
記念イベントでときめいた
まずは、地元の街で重要文化財に登録された記念イベントが自宅近所の公園でありました。会場には、マルシェはキッチンカー、露店が出て、お祭り気分がでした。また、その公園には特設会場が設置され、地元の子供たちなどのパフォーマンスが行われていました。
特出すべきは、高校生ダンス部です。演目はストリートダンスでした。
この高校のダンス部の実力は折り紙付きで、今年の全国大会でも3位入賞だったようです。チームとしての実力が上がると部員も増え、切磋琢磨するから実力が上がるという相乗効果があるようです。
男の子が10数名いるようで、ダンスのパワーアップに貢献していました。
ブレイクダンスによく見るアクロバティックな動きは男の子ならではです。バク転をした男の子のTシャツがめくれ上がり、見えた腹部がシックスパックでした!!
「きゃ~、カッコイイ!!」思わず目がハートになりました。若さって、いいですね。
もちろん、女の子もダンスも素敵です。女の子ならではの柔軟な動きと、キュートな笑顔で繰り出すキレッキレのダンスには、目が釘付けでした。
そして、最後の65人の部員全員による総踊りは圧巻でした。この頃に頑張った思い出は、何物にもかえがたい宝石ですよ。「おばちゃんは感動したよ~!!」
私のウォーキング~対岸の会場へ
「わ~、いいものみせてもらったわ~」と興奮が冷めやらないまま会場を後にして、対岸の街のイベントに向かいました。
この日、対岸の街に渡る方法は、車でトンネルを通るか、徒歩で渡船に乗るかになります。歩いて渡るにはウォーキングイベントの参加資格がないので、渡船を利用しました。
この渡船は風情があります。日ごろは通勤・通学に利用される市民の足として活躍しています。料金は片道100円、所要時間は3分です。船の2階部分は気持ちよさそうですが、関係者以外上がることとはできません。
渡船を降りると、お囃子が歓迎してくれます。
それから伸びる海岸線や公園などがイベント会場になっていました。そこには、通常の出店のほかに、海上保安庁、海上自衛隊、陸上自衛隊、警察、消防なども参加し、見学や記念撮影などの体験イベントをやっていました。戦車や警備艇などの上で現役の自衛官に抱きかかえられたちびっこたちの笑顔は、本当に輝いて見えました。
私の目を引いたのは、海上自衛官です。何やら、胸に小さな勲章?みたいなものがたくさんついている方がいらっしゃいました。
図々しく、「これは勲章ですか?」と尋ねると、「いいえ、そうではないのですが、任務を頑張ったとか、外国に派遣されたとか、いろいろなことを認められて戴きます」ということでした。
説明をしてくださった自衛官の名札には「司令官」と書かれていたので、階級の高い方とお見受けしました。カッコイイ~!
「いつも日本を守ってくださってありがとうございます」とお礼を言って、その場を離れました。後ほど調べてみると「防衛記念章」というようですね。
自衛官など非日常の現場で働く職業の方々と一般市民との接点は、日ごろは少ないですよね。その距離を縮めるために、このようなイベントに出向いてくれているのでしょうか?最近の不穏な社会情勢で意識されることも増えましたが、国を守る重要なお仕事です。
先日、元航空自衛官の同級生と食事をしたばかりです。その時に自衛官のことも話題になっていたので、私にとってはちょっと親しみやすかったのです。
この橋の重要文化財指定の記念式典とイベント会場には、本当にたくさんの人であふれていました。私の街は、だんだん人口が減少して高齢化も進んでいますし、商店街もシャッター街になっています。それでも、この会場に出てきている人たちは小さな子供連れの家族や、中学生や高校生など、若い子たちがたくさんいました。この街はもっと頑張れそうです。
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