個性的なプランで人気のクラブツーリズムのツアー旅行に行ってみました。
ツアーの概要
今回は、四国・関西の美術館5か所を2泊3日で巡ります。
移動は、新幹線とバスです。今回のツアーは新型コロナウイルス感染症対策のため、バスの座席は1人につき、2席準備されています。
日程は以下のとおりです。美術館の詳細については、また別の機会に。
1日目
新幹線⇒岡山駅⇒(瀬戸中央自動車道<瀬戸大橋> 高松自動車道)⇒大塚国際美術館(日本最大級の陶板名画美術館)⇒(神戸淡路鳴門自動車道<鳴門大橋><明石大橋>)⇒神戸泊
この日が一番の移動距離でしたが、瀬戸内海の島々を見ながらのドライブは快適でした。自分が運転していたら、景色を十分楽しめませんからね。
大塚国際美術館陶板に絵画を複製したものがものすごい数展示されています。大塚グループが創業75周年の記念に作った美術館です。
大塚国際美術館から宿泊の神戸までは、淡路島を経由しました。鳴門大橋の上からは、渦潮まで見ることはできませんでしたが、潮の流れが速いことは、車中からもよくわかりました。
明石大橋と観覧車のイルミネーションがきれいなところでツアー唯一の全体での食事でした。淡路島特産の鯛と玉ねぎを使った鯛めし御膳です。世の中、だんだんウィズコロナに変化していますが、まだまだ黙食(まだ、慣れてないから?)です。その後、神戸市三宮のホテル(the b神戸)に19:30には到着しました。
2日目
神戸⇒MIHO MUSEUM(湘南アルプスに佇む美術館)⇒佐川美術館(琵琶湖の通称「水に浮かぶ美術館」⇒京都泊
MIHO MUSEUMは、博物館です。個人の収集とは思えない質・量の展示がありました。びっくりです。おそらく、ツアーでなければ、ここまでは来ないかもと思えるくらいの、奥まった山中にありました。ここに行くためだけの道路が整備され、博物館近くの林にはきれいな苔が生えており、よく手入れが行き届いていました。森林浴もできて、気持ちのいい博物館でした。美術館併設のカフェやパン屋さんがあります。
その後、琵琶湖を眺めながらの佐川美術館へ移動です。水に浮かんだように見える美術館は、コンパクトですが、平日の昼にもかかわらず、若い人が多く鑑賞に来ていました。絵画、彫刻、陶器の展示と水木しげるの特別展がありました。その後、宿泊は京都駅近く「イビススタイル京都ステーション」です。17:00の到着です。
3日目
京都⇒京都市京セラ美術館⇒福田美術館⇒大阪城⇒新大阪駅⇒新幹線で帰路
平安神宮の近くの京セラ美術館は、元は京都市立美術館だったようです。建て替えを機に、ネーミングライツで京都市京セラ美術館になりました。アンディ・ウォーホールの特別展が開催されていました。
その後、嵐山の渡月橋近くにある福田美術館で昼食を兼ねて見学時間が設定されました。ここは、アイフル社長の福田氏が作った美術館で、日本画を主に展示していました。中にはおしゃれなカフェがあるのですが、12時の時点で、軽食は全て完売でした。来観客が多いのでしょうね。
この後、なぜか大阪城の天守閣に登るというプランでした。数日前に、テレビ番組で天守閣総選挙というものがあり、大阪城は2位でした。その時、大阪城の解説を聞いていたので、「ふ~ん」という感じでとりあえず登ってみました。
美術品鑑賞の変化
今回訪れた美術館は、スマートフォンでの撮影は許可しているところが複数ありました。
京セラ美術館ではスマートフォンで撮影して、SNSでの発信を推奨しているくらいです。紫外線による美術品の劣化対策は建物や科学技術で可能のようです。
ただし、他の人の鑑賞の妨げになるフラッシュは、避けなければなりません。そのためか、カメラでの撮影は許可していないようです。あとは、著作権の問題で作品によって撮影を禁止している場合がありました。
ツアーの一人参加
年齢を重ねるにつれて、面倒なところは、プロな人に任せた方がいいと考えるようになりました。クラブツーリズムのツアーは、移動はバスで連れて行ってくれますが、現地に着けばそこで解散し、食事も各自で好きなものを選べるというプランがいくつかあります。これが、私のニーズにぴったり合うのです。以前は、自分でプランをたてて、レンタカーを借りて移動をしていましたが、最近はこんなツアーを利用するようになりました。
ツアーへの参加は、ほとんど一人です。よく、「一人で寂しくないですか?」と尋ねられます。また、一人参加は追加料金が必要で、金銭的負担は増えます。でも、一人参加だからこそ、団体旅行であっても、自分が見たいものを見て、行きたいところに行ける自由さがあります。集団のルールさえ守っていれば、自分のペースで動けるのは楽です。今回は一人参加の方が多く、皆さん同じような感想を持っていました。
旅のスタイルも人それぞれです。ツアーも選びようでは、添乗員に守られた個人旅行みたいにできますよ。いかがですか?