かかりつけ歯医者さんの著書をみつけた

この頃思うこと
楽天市場

 先日、何気に本屋さんによると、見覚えのある顔が本の表紙に乗っていました。歯を白くしてもらったあのかかりつけの歯医者さんです。「え~、あの先生、本を出版したんだ!」と驚いてしまいました。

立ち読み

 この本、書店の入口に平積みされていました。その横には東野圭吾さんのコーナーがあるので、なかなかすごい待遇です。

 ちょっと、立ち読みをしたところ、歯科治療の重要性をわかりやすく解説する内容でした。

繁盛する歯科医院

 人口に占める歯科医の割合は飽和状態で、低収入の歯科医院は多数いると聞いています。活路を見出すため、夜間診療や24時間診療を打ち出すところや廃業の道を選ぶ歯科医もいることを耳にします。

 しかし、私のかかりつけの歯科医院は患者さんがとても多く、繁盛しています。その中で、この歯科医院に特徴的と思うことがあります。

PRの上手さ

 私がこの歯科医院を選んだのは、駅前にある大きな看板で「『銀歯が外れた』を1日で治療する」といったキャッチーな言葉が書いてあったことです。

 最近では、この歯科医院のラッピングバスを見かけるようになりました。普通、歯科医師はマスクをしているので、ぱっと見、誰かわからないことがほとんどかと思います。でも、この歯医者さんはわかります。だって、看板だったり、ラッピングバスだったりにお顔が載っているのですから、しっかり覚えました。

 今回、書籍にもお顔が載っています。書店では「本市の医師が書いた書籍」として紹介の上、目立つところに平積されているのですから、宣伝効果抜群です。

虫歯を1日で治療することの凄さ

 保険を使った治療は診療報酬で厳しく規定されているので、収益を上げるには1日に多くの患者を診る必要があります。つまり、一人の患者の治療時間を短くして、たくさんの患者を診なければ採算がとれません。そのため、歯科治療はちょっと削って「はい、今度ね」といった治療にのところが多い様に思います。そうしなければ、経営が成り立たない場合が多いようです。

 しかし、患者は通院のため、仕事を調整しなければならない期間が長引くのは本当に困るのです。子どもを通院させる親御さんは家事の都合もあり大変そうです。患者はできるだけ治療期間を短くしたいというニーズがあります。

 この歯科医院は時代のニーズをよく理解して、虫歯の治療を1日で終わらせる努力をしているのだと思います。私は、1本の歯の治療に1時間近く対応してもらったこともあります。ちょっと顎が疲れましたが。。。(笑)

 だからこそ、自信をもって看板にも掲載しているのでしょうね。そして、1日で終わった治療の後、歯科メンテナンスの仕組を作って、歯科衛生士さんが患者の歯の健康を守る役割を果たします。これにより、患者は通院し続けてくれます。

 「医は算術ではない」と言われますが、「人は何を求めているのか」を考える努力は、どんなことにも応用できそうです。じゃあ、私ができるかというと、難しいんですけどね(^^;)

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