先日見たニュースで、「GPS」の位置情報を共有するアプリでストーカー被害にあった女性のことが報道されていました。
GPS共有アプリとは
その女性は、3年前に知人と同姓同名の男性の情報を誤って登録してしまったそうです。そして、その誤って登録した同姓同名の男性から、「はじめまして」のメールが届いたのですが、そのまま放置していたら、やがてその男性から付きまとわれるようになったそうです。
この話には、いろんな意味で考えるところはありますが、今回の話題はGPSの発信についてです。
グーグルローカルガイド
最近、グーグルローカルガイドのメールが届きました。4週間の私の移動履歴です。私が出かけたところがすべて網羅されています。スマホをもってGPSをONにしているのですから、当然です。
滞在履歴の不思議
「ちょっとおもしろいな」と思ったのは、ショッピングモールでの履歴です。
購入商品を物色するために、長い時間滞在していた場所は履歴に残ります。しかし、冷やかし程度に入ったショップの履歴は残っていません。
私が行ったショッピングモールは3階建てですから、位置情報では3つのショップが履歴に残ってもよさそうです。
しかし、ピンポイントに私がいたショップの履歴が残っているのですよね。不思議です。
記憶を紐解くと、履歴に残っているショップは電子マネーで商品の購入をしました。でも、目的とする商品がなく、何も購入しなかったショップの履歴は残っていません。
電子マネーの情報が履歴に残るのでしょうか?
ても、他を観てみると、電子マネーで履歴を追っているわけではなさそうな履歴もありました。それは、8階建てのビルの6階に5時間滞在した施設の履歴です。この時の私は、アナログ情報しか出していません。
とすると、GPSは立体的に、ある一定の滞在時間以上になると行動履歴として情報を取得しているということのようです。滞在時間を設定するのはわかるけど、立体的に情報を得ているとすると、複数台のGPSを使用して情報統合をするのでしょうかね?すごい。。。
まとめ
前述のストーカー被害にあった女性の方は、今でもこのGPS共有アプリを使っているそうです。理由は、「待ち合わせに便利だから」だそうです。
まあ、このストーカー被害は、知らない人を登録してしまったことや、それを放置していたことが原因の可能性が高いので、GPSやアプリが悪いわけではありません。おそらく、この女性は問題発生の原因は取り除いたでしょうから、以後もアプリを使い続けるという行動は、一定の合理性はあります。
情報社会の中では、様々な個人情報が飛び交っているのは、誰もが認めることだと思います。自分が自発的に発信しているものは、正しく管理する必要があります。このような情報を正しく報道してもらうことで、我々もリスクとベネフィットを判断する材料になります。